FX会社での実際の注文方法をまとめてみました
FX会社で実際に取引する場合の取引方法に関しては様々な取引方法があり、しっかり理解し使いこなせばリスク回避や利益の確保に繋がる大事な部分になります。
ここでは定番の取引方法のメリットとデメリットをご紹介します。
こちらの仕組みはいたってシンプルです。
・1ドル買いたい
・1ドル売りたい
こちらの様な注文を出したらすぐに成立する注文方法です、
・まずは、1ドルを買う
・まずは、1ドルを売る
シンプルに言うとこの様な注文方法だからです。
「まずは」と言うのはFX会社のシステムが自動的に決めます。
成行注文
初心者の方は場数を踏む為にまずは、「成り行き注文」で取引実績を付けてみましょう。
FX取引は買いから売りまでが1つの取引となっていますので、まずはFXの取引の経験をしてみましょう。
指値注文・逆指値注文とは「売買の値段を指定して取引する注文方法」こと。
・1ドル100円以下になったら買いたい(指値注文)
・1ドル110円以上になったら買いたい(逆指値注文)
・1ドル110円以上になったら売りたい(指値注文)
・1ドル100円以下になったら売りたい(逆指値注文)
こちらの様な注文を出したらすぐに成立する注文方法です、
この注文方法だとご自身で指定した金額での取引になるので、その金額からぶれて取引されることはないので「想定外の高い値段で買ったり・安い値段で売る」ことはありません。
ここで逆指値注文に付きまして補足致します。
例えば、100円50銭までは順調に円安へ動いたのですが、その後レートは逆戻り。レートは少しずつ円高方向に動いている形です。そこで、最低限の利益を確保できるように「100円に戻った段階で売り」と言う注文を出すことを【逆指値注文】といいます。
ですが「いつまでも取引できない」などの弊害もあります。
こちらの取引方法は「ハイリスク・ハイリターン」の取引方法になるので、経験者向けの取引方法と言えるでしょう。
指値注文
逆指値注文
先程の「成行注文」の場合は売買金額を決められないことがデメリットでしたので、この指値注文・逆指値注文を成り行き注文に使ってデメリットを補足する注文方法です。
例えば、成り行き注文で、1ドルを買いたいと注文して、指値注文で1ドル100円以下になったら買いたいと注文すれば、100円以下になった場合1ドルを取引することになります。
成り行き注文のメリットと指値注文のメリットを生かした注文方法ですが、約定時間が掛かってしまうことのみご注意が必要になってきます。
「成行」・「指値」・「逆指値」以外の注文方法もFX会社によっては完備しています。
その中でも代表的な「IFD」注文(アイ・エフ・ディー)・「OCO」注文(オー・シー・オー)・「IFDO」注文(イフダン・オー・シー・オー)・トレール注文・期日指定の注文方法についても触れたいと思います。
新規注文と同時に、その新規注文が成立した際に初めて有効になる決済注文をセットで出すことができる注文方法です。
例えば、「1ドル=100円」のときに新規で買い、「1ドル=110円」になったら決済で売るというような注文を1度に出したい場合に有効です。
両建て設定が「なし」のときに限り、「IF」が決済注文となり、「Done」は自動的に取消となる場合があります。
先の取引予想が立てられている時にとても有効な注文方法となります。
IFD注文
2つの注文を同時に出しておいて、どちらかが成立したら、どちらかをキャンセルするという、とても便利な注文です。これからの相場がどうも読めない上がったら売って利益にしたいけど、下がったらさっさと損切りしたいなどの両方の希望をかなえるため、どちらも注文しておいて、片方が成立したら、もう片方はなかったことにしてしまう。それがOCO注文です。
例えば、「1ドル=110円」になったら利益確定の指値売り、「1ドル=90円」になったら損失を最小限に抑える為にストップ売りをする場合などに有効な注文方法です。
OCO注文
「IFD」(アイ・エフ・ディー)と「OCO」(オー・シー・オー)を同時に使う注文方法です。
しかも両方のメリットを同時に持つ注文方法です。
「トレール」とは、「追跡」という意味を持った単語になります。この事からトレール注文はレートの上昇・下落を追跡して、自動的に決済注文価額が変動する決済専用の注文方法です。
簡単に言いますと、為替レートが自分の理想通りに動いた場合、損切りポイントが為替レートに合わせて自動的に動く便利な決済方法です。
トレール注文
新規注文の際あらかじめ注文の有効期限を決めておく注文方法になります。
FX会社ごとに定められている期日は異なりますが、それでまでに出しておいた注文が自動的に続く仕組みになっています。
もちろん、期日内にご自身の希望通りの取引が約定すればその場で終了となります。
ここまで値段が下がらないと買わない、ここまで上がらないと売らないと言った時に使うことがある注文方法と言えます。